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目線で姿勢を救う!

こんにちは・こんばんは・お疲れ様です。

冒頭、変な写真で失礼します。

仕事柄、お客様に『どうしたら姿勢が良くなります?』と聞かれる事があります。

答え方や考え方・伝え方は色々ありますが、最近は猫背傾向の強い方には特に

『まず、目線を上げてみませんか?』と答えるようにしてます。

首が30度前傾すると18kgの負担が

いきなりの話ですが、だいたい成人の頭部の重さが5kgくらいとします。

ボーリングの球でいうと11ポンドが首に乗っています。

頭のポジションが正しい位置なら5kgが背骨(特に上の方)に乗ります。

ところが、首を前に30度傾斜させると約18kgの負担が肩甲骨の上部くらいに掛かってきます。

最大60度傾斜させると約27kgの負担が掛かることになります。

かなり大変な事です。

そんな負担が掛かりっぱなしでスマホっ首(ストレートネック)に

先ほど書いた、頭を前に倒すと背中側に大きな負担が掛かると書きましたが、傾いた5kgの頭を支えるために首の後ろだけでなく、横、前と全ての筋肉を緊張させ続けます。すると本来、横から見て緩やかなSの字でスプリングのように支えていた骨の配列が筋肉に固められ過ぎて真っすぐになってしまいます。

これがスマホっ首(ストレートネック)の正体です。

ちなみに首を捩じった際にニョキっと出てくる胸鎖乳突筋が縮んでくる柔軟性を失うと首の傾斜は加速します(後ろ側は引っ張られます)

よくお客様の前で実演して見せると納得されます。

現代人は目線を落としがち

スマホにPC、歩いている時etc・・・・と私たちは視線を落としがち。

視線を落とすと連動して首の角度も前傾します。

実際、皆さんがスマホや本を読む時に、首を真っすぐにして視線だけ下げるってありますか?それは良い姿勢にしてないとマズイ場面で確認したり、画面を見る場合です。

 

私たちは眼球を動かしますが、眼球だけ下を向けっぱなしなのは大変疲れますし難しいんです。なのでだいたい視野の中心付近にピントが合うように自然と首の角度を調整します。

だから目線を下げると首は連動して傾斜して、猫背になってしまいます。

目線、上げる気になりました?

眼の疲れは後頭部に表れる

後頭下筋群はカメラでいう『手ブレ補正』をしている筋肉です。

それがずっと緊張していたとしたら?

筋緊張型頭痛の方はこの部分が過緊張や炎症と呼んでもよい状態になっています。

デスクワークがカラダに堪えるのは、こういう事もあるからかと思います。

年齢と共に目線が下がる事も

と、言われています。

眼球を動かすのも筋肉ですが、老化と共に筋力が弱くなり下がってくるとも。

また視力の低下や足元が不安なため意図的にも足元を見て前傾が進むとも。

ではどうしたら?

目線を上げると重ねて述べていますが

・スマホを見る際、できるだけ高くすることを意識する

・PCのモニターの高さを考える

・歩く際に視線を10m~20m先に設定する

※しかし比較的スピードのあるランニングでは若干目線を下げて前傾姿勢になります。

これらを気付いた時に意識するクセを身に付けたら皆さんの姿勢も変わっていく事でしょう。

 

 

私の場合だと

毎朝、散歩が日課になっているのですが

・その際に意識して目線を上げる。(目線はできるだけ遠くに設定)

・後ろ髪が引かれているっぽい意識。

・手の平を前に向けて胸を開いて、巻き込み肩を引っ張り出しながら歩いて背中にもそれが標準と覚えこませる。

・いつもよりも歩幅を多めに取る事で、かかと着地の煽り3点歩行を作る。

こうやって姿勢を作っています。

 

※スマホ老眼も問題になっていますが、普通に老眼も始まっているので散歩しながら眼の矯正も兼ねて遠くを見ています(できるだけ近く遠くを見てピント調節機能に)

スマホ老眼は長い時間スマホを使用して、近くにピントを固定している事が相当問題あるといわれています。長時間使用もほどほどに。

最後に

今回は、現代人に多い猫背や頭の重心が前に寄ってしまっている方を軸に考えてみました。

骨盤の傾き前傾後傾については、また別の機会で仕組みや改善点を解説したいと思います。

 

クローバー整体では、施術後に俗にいう『綺麗に立った』状態『ラクな感じがする』状態を目指して調整していきます。

 最近コメント欄をあえて作ってますが、ご意見質問があれば幸いです

 

今日も明日も皆様が健やかでありますように。